2010年9月24日金曜日

過労死弁護団総会へ

5年前から過労死弁護団に入っています。
今年は浜松で弁護団総会が開催されました。

総会では過労死事件・過労自殺事件の各地での成果(判例、労災認定例等)の報告がなされます。
これを機器ながら、因果関係論、損害論、立証技術を学んでいます。
他の類型の事件にも十分応用できる話ばかりで、大変実践的です。
ご遺族の方々(過労死家族の会)ともお話することができました。

過労による精神障害発症事案(過労自殺等)は、昨年に厚生労働省の判断指針が改定されたものの
認定率は従前と変わらぬ3割レベルという低水準のままの問題。
訴訟までせずとも、労働基準監督署段階で、迅速に労災が認定されるべきですが、
指針の改定によっても、救済対象が実質的に広がったとはいえないようです。

ちなみに、山口県では平成20年の都道府県別自殺率(警察庁発表)が全国17位
人口10万人あたり自殺者数28.6人(ただし、住所地ではなく発生地で分類)
高い率を示しており、その中には過労問題を背景にしている方が相当数あると思われます。

2010年9月22日水曜日

北関東へ

裁判のため、茨城県へ。

農地広がる風景の中を一両編成のディーゼルカーで北上し、到着。
起伏に富んだ地形の山口県とは異なる風景です。

せっかく苦労してきたのだから、時間があれば観光でも。
などと思っていましたが、中途半端な時間しかありませんでした。
そもそも観光するところが、裁判所最寄り駅付近に発見できず。

せめてお茶でもと、電車がくるまでの40分間をつぶすため、駅前をうろうろしていたところ、
駅から裁判所に行くときに乗ったタクシーの運転手さんに声をかけられました。

「食堂いきたいの? 喫茶店はないよ。」

食堂は、タクシーで何分かいくとあるのだそうです。遠いなあ。
駅の待合室で、蚊と格闘しながら、自販機のペットボトルのお茶で一服しました。

茨城県の弁護士さんは、みなさん車で移動しているそうです。
東京の弁護士さんのある方からは、「駅に無料レンタサイクルがあるからそれを利用して裁判所に行くよ」との情報をいただきました。

サイクリングもいいかもしれません。