2011年7月26日火曜日

離婚のご相談

ここのところ、家事事件・・というより、離婚事件のご相談件数増えてます。

震災後2ヶ月ほど、離婚のご相談がぱったりと途絶えていたので、その反動?
と思いながら、お聞きしています。

離婚のご相談をされるときには、こんな書面があると便利です。
もちろん、そろわないと相談できないわけではありませんが、一般論のご教示になりがちです。

1.戸籍謄本
2.住民票(世帯全員分)
3.市県民税所得証明書
4.固定資産税納付通知書
5.登記簿謄本
6.住宅ローン返済表
7.預貯金通帳
8.保険証書
9.源泉徴収票

離婚のご相談をお受けしていると、次第に、次の道がみえると思っていただけるようで、
お客様がにこにことした表情になっていきます。

そうなると、やりがいを感じます。

海底より

震災直後に原発が問題になり始めたとき、
一部で、山岸凉子さんの「パエトーン」という、原発についてのエッセイコミックのことが話題になりました。

いつもは創作マンガを描く山岸さんですが、エッセイコミックも名手です。
廣瀬隆氏の「危険な話」をもとに、人間は原子力エネルギーを制御できるのかという素朴な疑問をぶつけた作品でした。
山岸さんが描くホラーマンガのごとく、怖いと感じたものです。

ふと思い出しましたが、山岸さんは下関の話も書いています。

「海底(おぞこ)より」

タイトルからして、雰囲気がでています

平家物語・耳なし芳一を題材にした、現代ドラマです。
病気で目の見えなくなった元アイドルが、下関の親戚に預けられて、壇ノ浦の海辺を散歩するときに出会ったのは・・(以下、読んでください)。

というお話なんですが。

気になったのは、「関門海峡って、波に足を取られるような散歩道があるのだろうか?!」ということでした。そういう風景が描かれているのです。

こちらに移り住んでみると、たしかに人道近くで、おりられますね。
干潮のときは少しですが波打ち際を歩けるのがわかり、よく遊びにいきます。
波の音を聞きながら歩くのはなかなか楽しいです。


ただ、日が暮れてからの海峡は、海が真っ暗で重く、たしかにひきずりこまれそう。
この海の重たい感じは、実際に見に行かないとわからないものですね。
ひっぱられるような気分になります。