中国地方弁護士会連合会
というものがあります。
中国地方ブロックの5県の弁護士会が集まった会です。
毎年一回大会を行っていて,開催地を5県で持ち回りしています。
今年は山口県が開催地でした。
大会では必ずシンポジウムを行うのですが
それも開催県で準備します。
そのシンポジウムを準備する委員になったのが昨年。
この1年,寝ても覚めてもシンポジウムの準備に明け暮れてきました。
テーマは「ITと弁護士」…だったのが,絞りに絞って
「ICT社会が子どもに与える光と影~ケータイ・インターネットとどう向き合うか~」
になりました。
子どもの道具をつかいこなすスピードははやいです。
大人の先をどんどん進み,携帯電話やネットを活用しています。
いろいろな社会問題も起きています。出会い系サイトや学校裏サイトなどなど。
それで子どものネット利用を抑制すべきではないかという意見が出てくるのももっともなのです。
しかし。
ネット利用を遮断するという手法でいいのか?
ICT社会の中で,情報を発受信の力をつける機会が奪われないか?
そんな問題意識でシンポジウムを開きました。
シンポジウムの様子は,県弁護士会HPにも掲載しました。
素晴らしいパネリストさんたちによって,バランスのよい議論ができました。
裏方なので,前日朝から当日夜まで会場を走りまわりました。
万歩計見たら,二日で2万歩を超えました。二日間とも同じホテルに居続けていたのに。
面白いシンポジウムだったので,ぜひ報道していただきたかったのですが,
某弁護士の水増し請求事件により,報道の話題がそちらにさらわれてしまいました。
なんで同じ日に。
しかも,接見回数をごまかすという方法。
刑事弁護を悪用するとは…。