2010年7月25日日曜日

労働審判制度5年目

日弁連主催の
労働審判制度5年目記念シンポジウム「労働審判制度の成果・課題・展望」を、日弁連パソコン会議システムで見ました。

東京で行われるシンポジウムも、インターネットの技術で下関にいながら視聴できるのがすばらしい。

シンポジウムのコーディネーターは、恩師の菅野和夫先生。
久しぶりにお姿を拝見・・と思いきや、
動画の解像度が荒く、全然顔がわからない。まだまだシステムは残念な技術です。
お元気そうなお声だけうかがいました。


労働審判制度は、労使紛争を3回以内で解決をめざす、画期的な制度です。
年間1500件程度の申立てが想定されていたのに、平成21年度で3000件を超える相談がきたとのこと。
全国的には、大変重宝がられている結果がでています。


しかし、山口では、7~8件を推移し、昨年は15件。

少なすぎます。

労働審判は山口本庁のみで実施されています。
下関、宇部、周南、岩国、萩では実施されていません。
せめて、下関や周南で実施してくれればもっと利用しやすくなるのに、困ったことです。


何か労働審判制度利用促進キャンペーンでも行わないといけない。

とりあえず、法テラスで弁護士費用を援助してもらっても交通費までは援助してもらえないので
交通費援助など行ったら、多少は使い勝手があがるのではないでしょうか。l