それで,カルテを一枚一枚めくって読むことになるわけですが,難しいのです。
医学の素人だから難しい,・・というレベルの話じゃありません。
たとえばこんなカルテを見ました。
1 書き殴られていて,判読できない
2 書き殴りではないが,そもそも字がおきれいではない
3 日本語として意味がわからない
4 英語とドイツ語がいろいろ混じっている
5 全部英語で書かれている
1~3のときは,主治医であれば聞きにいきます。
4や5のときは,裁判は日本語で行わなければなりません(裁判所法74条)から,証拠にしたい部分を翻訳します。
翻訳を専門家にお願いすると高いので,その必要があるかは,まず,自分で読んでみます。
判読できたアルファベットの単語をgoogleで検索するのです。
地道です。
コピーに書き込んでいったり,
スキャンしてPDFにして,赤字で書き込みをしていったり。
カルテとじっくりつきあっていると,だんだん検索のコツもわかり,単語の意味もわかってきます。
n.p. nothing particular 特になし
WNL Within Nomal Limits 正常範囲内
Rx または Rp recipe 処方
などなど。
判読しても,発生機序がわからないから,またお医者様におうかがいしにいくことも多々あります。
参考文献