2013年1月7日月曜日

最近の詐欺商法(B-CASカード)

毎日届く大量の迷惑メールを読みもせずにさっさと消去していましたが、
ふとタイトルだけ見てみたら最近の詐欺パターンがわかるのでは?と読んでみました。

たいていが、アダルトビデオや出会い系サイトへの誘導メールなのですが

「リピーター続出!話題のカードが驚きのキャンペーン価格!
数量限定で特別価格販売!売り切れ必至!ご購入はお早めに!」

「映画・スポーツ・音楽・ドラマ・アニメ・ア●ル●・全部無料!!
有料放送完全網羅カード遂に販売終了!!
残り1ヶ月を切りました12月31日で販売終了します!」

こんなことが書いてあります。

なにかというと、偽造B-CASカードの販売案内です。
BSやCSの有料放送を受信するためのカードですが、これを無料で見られるように不正なカードを作ったとして販売案内しています。

刑事的にみれば不正競争防止法違反、電磁的記録不正作出罪、電磁的記録不正供用罪
民事的にも不法行為(民法709条)
などの違法なものですから、購入すべきではありません。


しめしめと買った後で、テレビにさしてみたらただのカードで無料にならない詐欺だったという可能性も十分にあります。

そういう場合被害届を出すべきですが、出しにくいので泣き寝入り率は高そうです。


それでも買ってしまう人、けっこういるのではないのでしょうか。
買ってしまった場合には、訪問販売や電話勧誘販売のようなクーリングオフ制度はなく、広告で返品特約が表示されていない場合、商品到着から8日間以内に消費者の負担で返品する制度があります(特商法15条の2)。

詐欺だと思ったところで、すぐに消費生活センターや弁護士にご相談してください。